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2005年10月11日

オタクは現実の女性にツンデレを求めるのか

http://d.hatena.ne.jp/oroshi/20051008/p1(かーずSP)
 「AERA」10/17号に、女性へのツンデレ指南的な記事が載せられるらしい。少年漫画誌でのツンデレキャラクターが注目されたり、ツンデレキャラに絞ったエロゲが発売されるなど、ツンデレに対する注目が一気に集まった今年。現実の女性が本当にツンデレを目指すべきなのかを考える上でも、一度ツンデレについてまとめてみる必要があるでしょう。

 ツンデレについて定義する時によく「○○の時はツンツン、××の時はデレデレ」という表記を良く見かけますが、これはわかりやすいようで的を射ているわけじゃない。○○や××はそのキャラクターによって変化します。パターンとして大別は出来ますけどね。大まかに2つに分けると

1 みんなでいる時はツンツン、二人でいるときはデレデレ
(少年漫画のツンデレキャラに多いパターン。基本的に少年漫画等では2の方法は連載の問題で用いにくいですからね。第三者が入ってきて寸止め、的なオチにもって行きやすい)
2 落とす前はツンツン、落としたらデレデレ
(エロゲで多く用いられるパターン。落とす前と後のギャップを楽しむ。だいたい、何らかのトラブルを共に乗り越える前後でツンからデレに変化する)
3 複合型
(1と2の複合型。これもエロゲに多い?) 

この3つに分ける事が出来ます。

 さて、「AERA」の記事を見てみると、「電車男で注目されたものの、恋愛には積極的になれないオタクをターゲットにした指南」のようなんですけど、オタクをターゲットにした場合、ツンデレってのは間違った選択なんじゃないか。オタクの間でツンデレが流行っていても、それは現実の女性には結びつかないブームなのだ。

 パターン1の場合、ツンデレキャラのかわいらしさもあるだろうが、ツンとデレの間で翻弄される男性キャラクターを楽しむ部分がけっこう大きいと思う。客観的に見ることによって、面白さがわかるものなのではないか。また、男性キャラが異様に鈍感に描かれている事が多く、ツンデレ+鈍感な男で構成されている気がする。
 はっきり言って、そんなことするくらいなら素直に好意を示してくれ、というパターン。

 パターン2の場合、前半はかなり厳しいキャラであることが多い。取り付く島も与えないとか、会うごとに罵詈雑言とか。そうでなくとも、厳しめに当たるかまったく反応がないのが特徴。
 普通にこういう人を落とせってのが、なかなか厳しいと思う。エロゲでこういうキャラを落とす気になるのは、最終的には落とせるっていう事がわかっているからですからね。
 同様に、そんなことをするくらいなら素直に好意を示して下さい。

 うーむ、オタク狙いだろうとなんだろうと、素直に行くのが一番だと思いますけどねぇ。ツン分が多すぎると、ただでさえ自分にあまり自信がないタイプのオタクは関わろうとしないでしょうね。そもそもオタクは人との関わりに消極的なタイプが多いので、むしろそのあたりを考慮したキャラ作りが重要と思います。
 個人的にはわざわざツンデレキャラになるメリットは薄いと思いますよ。

解説
・少年漫画誌のツンデレキャラクター
 「タカヤ」の白川渚、「School Rumble」の沢近愛理などが有名になった
・ツンデレキャラに絞ったエロゲ
 きゃんでぃそふとの「つよきす」の事。実際はそんなにツンデレじゃなかった
・○○の時はツンツン、××の時はデレデレ
 個人的にデレデレと聞くと、FFⅤのゲレゲレを思い出す
・第三者が入ってきて寸止め
 少年漫画御用達。
・何らかのトラブルを共に乗り越える
 けっこうすごいトラブルが多いです。主人公のけっこう人間離れした行動で乗り越えたりします
・オタクをターゲットにした指南
 綾波が流行れば、包帯を体中に巻くのかと
・男性キャラが異様に鈍感に描かれている
 どれくらい鈍感かって、「志村ー!後ろ、後ろ!」くらい
・最終的には落とせるっていう事がわかっているから
 落とせなかったら暴動がおきます
・わざわざツンデレキャラになるメリットは薄い
 ここを書いた後、「悪友タイプ」なら大丈夫かなぁと考えたけど、自分の趣味だと言われそうなのでやめた

現実女性のツンデレの例として姉ちゃんにふくしゅうをを挙げておく。掲示板文学のため、自作自演の可能性もありますが。

投稿者 nombi : 2005年10月11日 00:25

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