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2006年08月11日

奪えないiPod/iTMSの市場シェア、Zuneの突破口はどこに?

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0608/10/news005.html

 iPodから顧客を奪うためにはAppleと同じことをしていてはいけないのです。

 Microsoftがとうとう、iPodに対抗するべく打ち出した企画、それがzune。現時点では具体的な製品も見えない状況。打ち出した方向性は、Appleの示した方向性とはほとんど変わらず、ハードウェアでちょびっと+αがある程度。この程度では、Appleから顧客を一気に取り戻すのは不可能なのです。zune用に買った曲がiPodでも聴けるとか、それくらいのことをやらないと厳しいと思う。

 現在、iPodを使用している人のうち、何も無ければ7割程度は次のMP3プレーヤーとしてもiPodを選ぶものと思われます。これは、iPodがいい・悪いではなく、iPodを利用するためのプラットフォームが確立されてしまってからでは、少々の性能向上では新しいものに手を出さないでしょう。いや、そういうのをいじるのが好きなマニアックな人間は別にしての話です。

 zuneの、無線LANによる接続はプラスポイント。しかしながら、これだけではいかにもインパクトが薄い。周りのzuneを持っている人に楽曲を配信とか、本当に必要なのか?という機能をプッシュしてきているあたり、厳しい状況なのかもしれません。本体にミニプロジェクターがついていて、動画をみんなで見ることができる、とかそれくらい際立った機能がない限り、iPodの天下が続くのではないかと思うのです。

投稿者 nombi : 2006年08月11日 01:05

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