« 7月28日(土) | メイン | らき☆すたなるもの(2) »
2007年07月28日
らき☆すたなるもの
男がすなるらき☆すたなるものを、nombiも語らむとて、語るなり。
というわけで今回の話題は今年の4月から放送開始、ネット上ではトップレベルの人気を誇り、聖地巡礼(*1)が問題(*2)になるほどにまでなったアニメ「らき☆すた」の人気に対する考察である。
さて、らき☆すたが人気作となった理由はいくつか考えられる。だが、ここでは主な人気の要因と考えられる、ハルヒ世代の回収とMADについて書こうと思う。
2006年4月。いろいろな意味でネット界に大きな影響を及ぼしたアニメが放映される。それが「涼宮ハルヒの憂鬱」であった。同作品は2ちゃんねるのニュース速報VIP板(通称・VIP)の強い後押し(*3)を受けて広まり、支持・不支持に関わらず大きな影響を及ぼす。ハルヒは7月に予定通り1クールの放送を終える。
問題はそのファン層がどのように動くかであった。7月から放送のゼロの使い魔・灼眼のシャナなどの釘宮アニメ(*4)はある程度の人気を集めたものの、流れを完全に継承する事は出来なかった。ここから翌年4月まで、アニメファン層は分散している状況が続く(それが当然なんだけど)。
その状態はらき☆すたの放映が決定し、その製作会社がハルヒと同じ京都アニメーション(京アニ)に決まった時点でも変わらないと思われていた。らき☆すたはあまりにも動きが少なく、作画・動画能力が高いと考えられていた京アニにはもったいないと考えられたのである。
(以下、続く)
*1 いわゆる聖地とはそのアニメの舞台となった地。その地に赴く事を聖地巡礼と言ったりする。冬のソナタのロケ地を巡るおばちゃんや尾崎が死んだ家に赴く尾崎ファンなどと行動理念はさして変わらない。
*2 地元民のblogを発端に新聞でも話題となる。双子の主要キャラが鷺宮神社をモデルとした神社の娘であるため、訪れる場合が多いらしい。絵馬にキャラのイラストを入れるなどの行為が見られる。
*3 ED曲「ハレ晴れユカイ」はオリコン週間5位を記録。しかし、その流行はVIP関係の記事を書くblogによる作られた人気であるとされ、それらの書き手は一気にVIPから追い出されれる。
*4 「ゼロの使い魔」「灼眼のシャナ」は同時期に放送され、どちらもヒロインの声優が釘宮理恵、しかもツンデレということでこう呼ばれたりもした。
投稿者 nombi : 2007年07月28日 22:32
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://nombi.sakura.ne.jp/mt-tb.cgi/1131