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2005年10月01日
冷蔵庫について まとめてみる
冷蔵庫の冷却原理はシンプルだ。構成デバイスはコンプレッサー(圧縮機)と配管しかない。配管内には低圧力で液化するガス(冷媒という)が入っている(代表例がフロン。CFC-11の場合、20℃・0.89気圧にて液化する。ちなみに現在フロンの代わりに入れられる代替フロンはもっと高い圧力をかけないと液化しない)。
気体状態の冷媒はコンプレッサーで圧縮されて、液体になる。この液体になった冷媒が気体に戻る時に、周りから熱を奪う(気化熱)ために冷やす事ができるというわけだ(アルコールで体を拭くと、ひんやりするのと同じ原理)。
インバーターを入れるとどうして電気代の消費になるかというと、インバーターは冷蔵庫内の温度を見て、コンプレッサーの回転数(周波数)を変えることができる。コンプレッサーは基本的には回転機構を利用して圧縮しているため、回転数を減らすと「液化する冷媒の量が減る → 冷却効果は低くなる」が、消費電力を節約できる。これは開け閉めの回数が少ない場合は温度変化が少ないため、冷却効果が低くても十分温度を維持できるのを利用して消費電力の節約を行うわけだ。
冷蔵庫内にイオンを飛ばして、なぜ抗菌になるのかはちょっとわからない。そもそも「マイナスイオン」とか言われるけど、どんなマイナスイオンなのか説明されないから。日本防菌防黴学会の和文誌の目次を見ても類するような表題は書いてないんだよなぁ。わずかに、「Y型ゼオライトのホルムアルデヒド吸着/脱離挙動および滅菌システムへの応用」ってのがそれっぽいけど(イオンは関係ないっぽい)。
ま、気持ち程度に考えておくのがいいかと。効果はさして実証されてません。
今回冷蔵庫を購入したSHARPの説明によると、マイナスイオン・プラスイオン両方を飛ばしているらしい。H2OとO2からイオンを生成しているようなので、水分子の分極によるクラスタによるマイナスイオンとO3+のプラスイオンか? くそう、技術の紹介するならデータくらいだせよう!
投稿者 nombi : 2005年10月01日 23:36
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